サイコロジカル・ファーストエイド(心理的応急処置)の実践者 吉永弥生の活動

もし今,あなたの職場に緊急支援が必要になったらどうしますか?

災害や事故,事件や自死などの緊急時への物理的な備えは整えていると思います。

しかし,メンタルヘルスへの備えはいかがでしょうか?

何を備えておくと良いのかご存知でしょうか?

弊社に所属する心理カウンセラー 吉永弥生が,11月25日(土)に山梨県甲府市で臨床心理士に対する緊急支援研修会の講師を務めました。

吉永は,現在,静岡県を中心に心理支援活動しています。

過去には,事故,自死,事件が生じた職場の心理的支援に関わり,また,県が東海地震に備えて発信する心のケアの情報発信や資料の作成を行ってきました。

2012年からは,東日本大震災の被災地である岩手県の心理カウンセラーとして8年間従事しました。

個別の心理カウンセリングや集団支援のための心の健康教育プログラムの作成や実践を担当し,被災した地域の児童生徒や保護者,教職員を支えてきました。

震災から10年経った2021年3月,吉永は静岡県に戻りました。

そして,現在も緊急支援に関わりながら活動しています。

心のケアが求められる中,混乱した現場は上手く支援がすすみません。緊急支援は,個に対してだけではなく,時に組織へ働きかけ,持続可能な支援が行われるような活動が必要になります。

緊急時に適切な支援が進められるかどうかは,平素における心理的支援体制が鍵となるでしょう。

サイコジカル・ファーストエイド(心理的応急処置)のスペシャリスト

きわめて強いストレスを体験した人たちに対して人道的,支持的,かつ実際的な支援のことを「サイコロジカル・ファーストエイド(Psychological First Aid:心理的応急処置)」と言います。

臨床心理士や公認心理師は資格取得の際に必ず学ぶ知識ですが,実際に支援経験のある心理士(師)は多くありません。おそらく吉永は,日本の実践者の中でも,多くの緊急支援の現場を知っている心理士(師)の一人だと言えます。

緊急支援における初動対応でいったい何が難しいのか?

組織文化が支援にどのような影響を及ぼすのか?

継続的な支援を行うために何が必要になるのか?

心理支援で具体的に何をするのか?

数多くの現場経験をした吉永から実際的な支援内容を学ぶ機会となりました。

阪神淡路大震災以降,子どもや学校での支援は,様々な研究とその検証が行われており,支援モデルが確立しつつあります。職員や組織,子どもやその家族を含めた支援モデルです。

当然,企業や職場に適用できるものです。

もし,緊急時の心理的支援について必要性ご関心があればぜひお問い合わせください。

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