高等支援学校のPTA研修会で「こころの中のコミュニケーション能力を育てる」という講演をしました。
「コミュニケーション能力」という言葉を聴くようになって久しくなりました。
子ども同士，上司と部下，先生と生徒，親子や夫婦，昭和世代とZ世代など，学校でも会社でも家族でもコミュニケーションの問題や課題が話題になります。
コミュニケーション能力といえば，一般的には「私が他者とコミュニケーションする力が不足している」という意味で使われています。しかし，Eustressでは「私とわたしとのコミュニケーション能力」という視点もそれと同じように大切にしています。
「私と他者のコミュニケーション能力（外界の出来事）と，私とわたしとのコミュニケーション能力（内界の出来事）は相似形のように連関している」という視座をもつと，悩んでいるコミュニケーションの問題は，まったく違った見え方になります。
この視座は，ハラスメントやいじめ，体罰といった不適切なコミュニケーションの問題を理解し予防するアプローチを身につけるために特に重要です。
また，コミュニケーションの育成のためにマニュアル的な方法を学ぶことも大切ですが，そうした方法以外のアプローチを知ることも大いに役立ちます。
さらに，マニュアル的なスキルに囚われずに，自由に，自在に，自分らしい在り方を探求したい方にもおすすめな内容です。
会社や組織，学校や地域などの研修会でお声かけいただければうれしいです。ぜひ，お問合わせください。
