県立高校の保護者研修会で講師を務めました。

苦戦している子どもの7つの状態とその関わり方

10月28日の山梨日日新聞で公立高校の中途退学者が倍増したことが報道されました。

中途退学の要因として,コロナ禍でオープンキャンパスが開かれず,受験を前にした中学生が高校の様子に直接触れることができなかったためにミスマッチが生じたのではないか,という県教委のコメントも紹介されていました。

私は,中途退学や不登校でなくとも,学校生活に苦戦している高校生,特に高校1年生の話をあちこちで耳にしています。

日頃気になる様子をどう理解したらいいか,困難を前にした時にどう関わったらよいか,ということに悩む保護者も多いのではないでしょうか。

子どもの成長過程の中で困難は大切ですが,その時の周囲の関わりによっては,困難を乗り越えやすくもなり,またその反対にもなります。

これまでの心理カウンセリングや支援を通して私は,困難を前にした子どもの様子にはいくつかの状態や水準があり,様子に応じた関わりや応援が必要で単に受容や共感すれば良いということではないと考えています。

保護者研修会では,苦戦している子どもの7つの状態とその関わり方や応援方法についてお伝えさせていただきました。ご関心のある教育関係者や保護者の方がいらっしゃりましたらお声かけください。

研修会は,保護者の皆様と対話しながら有意義な時間となりました。感謝。