
経営者の悩みは共通している |例会参加レポート
当社代表は、山梨県中小企業家同友会において南支部の幹事を担っています。
幹事として多くの経営者と関わる中で、
◇ 良い会社を目指す経営者のまなざし
◇ 経営者の従業員のメンタルヘルスに対する意識
◇ 現場のリアルな課題
に触れています。
その中で学んでいるのは、「経営と人の問題は切り離せない」という本質です。
経営の質を高めることは、同時に働く人の状態を整えることでもある――
その循環を、実感をもって感じています。
3月例会テーマ|経営者の悩みはここにある
株式会社セブナ装機 代表取締役の一戸亜土氏からの報告に学びました。
『経営者の悩みはここにある! 同友会を知って、使い倒せ!』
経営者が抱える問題や悩みはほぼ共通しており、その処方箋は同友会の活動の中にあります。
活動を改めて知り、上手に活用することで、会社に確かな変化が生まれる――そのような趣旨の内容でした。
例会では、経営者同士が率直に課題を共有し、実践的な視点で討議が行われました。
特に印象的だったのは、「どの企業や組織においても、悩みの本質は違うようでいて、実は驚くほど共通していることがある」という点です。
人材育成、組織づくり、業績向上――
これらはどの企業にも共通するテーマであり、その解決のヒントは同友会の活動の中に多く存在していることを改めて実感しました。
経営と従業員のベクトルはなぜズレるのか
メンタルヘルス対策を通して感じることは、経営者の目指す方向(企業成長)と、従業員のニーズ(安心・働きやすさ)をいかに一致させるか、という視点の重要性です。
「同じ方向を向いて頑張ろう」といった物言いがあります。
しかし、経営者と従業員それぞれが向いてる方角(ベクトル)は、一致しているとは限らず、従業員一人ひとりの価値観やニーズも多様です。
そのため経営者は、
「従業員のニーズを優先しすぎて企業成長が停滞するのではないか・・・」
「逆に軽視すれば、職場環境の悪化や離職につながるのではないか・・・」
という葛藤を抱えることになります。
では、こうしたズレを前にして、経営者にはどのような基本的な心構えが求められるのでしょうか。
「北東を目指す」という基本姿勢 ベーシックメンタル
私は、心理カウンセリングのスーパーヴァイザーから「北東を目指す」という言葉を教わったことがあります。
これは、親子関係や組織内の関係など、さまざまな人間関係において、一方に寄るのではなく、双方にとって意味のある着地点を探るための姿勢を表しています。
企業経営に置き換えると、
経営者のニーズである企業成長のベクトルを「東」
従業員のニーズである安心や働きやすさのベクトルを「北」
とした時、どちらか一方に偏るのではなく、両者を統合した方向――「北東」を目指すという考え方です。
私たち心理専門家は経営コンサルタントではありませんので、数値や戦略を提案することはできません。
しかし、その土台となる「人と関係性」を整える立場から、経営の問題が人に現れたとき、そこに丁寧に関わることができます。
そして、相互のベクトルが統合することをサポートすることが私たちの役割なのだと考えています。
この時、私たちは相互のベクトルを統合しようとする姿勢を基本的な心構え=「ベーシックメンタル」を持って臨んでいます。
これは、単なるバランス論ではなく、対話を通じて関係性を整え、相互の持続的な成長を実現していくための土台となる姿勢です。
メンタルヘルス対策は「鬼門」に向き合うこと
北東は、古くから「鬼門」と呼ばれ、避けられる方向とされてきました。
また、気象的にも北東からの風は冷害をもたらすことがあります。
現代の企業や組織においても、同じことが言えるのかもしれません。
経営における北東とは、
● 人の問題
● 感情や関係性
● メンタルヘルス不調
といった領域です。
この領域からの風を受けること組織は徐々に冷えていきます。
冷えていかないように壁を作って避ける方法もあるでしょう。しかし、この方向に丁寧に向き合うこと、いわば南東から風を送ることによって、企業や組織には変化と回復の流れが生まれます。
北東とは、避けるべき方向ではなく、無視せず向き合い、大切にすることで組織が変わる方向なのかもしれません。
人と組織の課題に向き合うということ
組織が崩れていくのは、つまるところ、その規模に関わらず、人の問題、感情、関係性といった「心の領域」と感じています。
多くの企業が後回しにしがちなこの領域にこそ、本質的な成長の鍵があるのではないでしょうか。
ご相談について 外部だからできる支援があります
当社では、こうした「人と組織の間にある課題」に対して、
◇ 経営者面談
◇ 全従業員へのカウンセリング
◇ 職場の雰囲気の調査理
◇ 総合的なメンタルヘルスの支援
などを行っています。
外部の立場だからこそ、
・本音を引き出しやすい
・感情と構造の両面から整理できる
・経営と現場の橋渡しができる
という特徴があります。
「ストレスチェックを経営に活かせないか・・・」
「メンタヘルス対策で何をしたらよいか分からない・・・」
という段階でも構いません。
人と組織の課題について、気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
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